2024年のご挨拶

今年もあっという間に過ぎていきました。
年始からアートフロントギャラリーの5年ぶりの個展、東京都現代美術館MOTアニュアル、東京都渋谷公園通りギャラリーのグループ展、駒沢オリンピック公園の屋外プロジェクト、百年後芸術祭、アートフェアの参加、いくつかのコミッションワーク、千葉県市原での初の野外作品の設置、メディア取材も何本か,,,新しい挑戦が続く日々でした。そしてつい3日前には神奈川芸術劇場KAATで映像作品の発表をさせていただきました。
全力で走り抜けた一年、自分の中の仮想世界と現実世界を行き来しながら、日々丁寧に作品と向き合い続けています。経験を重ねていくにつれ作家としての自己表現に留まらず、見てくださる方々や展示場所・環境に誠実に応えることが、私にとってますます大切なテーマになっているとも感じています。
また、日常では子供会の班長としても駆け回り、家族の成長や変化を身近に感じられる時間が多かったことも印象に残っています。息子はどんどん大きくなり足のサイズはすでに一緒!だったり、日々新しい発見を与えてくれる一方で「この時間もあっという間なんだろうな」としみじみ思うことも増えました。40代、健康の大切さや子供・両親と過ごす時間の尊さを改めて感じながら、自分の歩むべき道をしっかり定めていきたいです。
最近時間がなくSNSの滞在時間は最小限ですが、それでも尊敬するクリエイターの方にいいねをいただいた瞬間には、疲れがふっと軽くなるほどの喜びを感じました。小さなことに思えても、それらが私の背中を押し、新しい挑戦への力になっています。
2025年も新しい挑戦が待っており、現在は、来年2月から始まる太田市美術館・図書館での二人展に向けて制作の追い込みに入っています。今年はお正月も返上ですが、それも含めて次の一歩を楽しんでいます。
今年、私の作品と出会ってくださった方、心に留めてくださった方々に深く感謝しています。どうぞ来年もよろしくお願いいたします。皆さんとまたどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
良いお年をお迎えください。
原田 郁
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