浅草寺 大わらじの心

2018/04/08

 

 

 

 

春休みの記録。

以前どこかで話したことがあるのですが、私の生まれ育った山形県村山市の楯岡荒町地区では10年に1度、東京の浅草寺に奉納する大わらじを作成していて その10年目が今年ということで2月末から3月頭にかけて弾丸帰省してきた。もうすぐお役目が終わる約10年物の大わらじを浅草へ確認に行ってから〜の見学だったので余計にワクワク、なんとか制作現場に間に合うことが出来た。
浅草寺の賑やかさ華やかさとは別次元のいわゆる農家の小屋。そこで行われる静かでストイックな手作業である。掲げられたスローガンは「大わらじの心 創造 工夫 努力 忍耐 奉仕 融和 勤労の精神」。作家として活動する自分にグサリグサリと突き刺さる言葉たち。
軸となる素材を竹から金属へ変えたりなど時代と共に変化せざるを得ない部分、進化させなければならない部分など様々な課題があったはずで、この先の10年20年は作り手の問題を含めどう変わって、またどこが変わらずに受け継がれていくのだろう。
おそらく今後も変わらないのは大わらじの藁のための稲だろうか。特別な品種「合川1号」と言い、丈が長い。種を絶やさないように実は10年の間毎年作って、途切れないようにしているという驚き。素晴らしい事だとただただ思った。
そして何より作り手のおじいちゃん達(いまは私達の親世代が中心)の若々しさに驚き、萌えた!東北のおやじ達だから皆ボソボソと地元ならではの方言を発しながら...静かなチームプレー。でも本当にやり甲斐を感じながら嬉しそうに作っているのが分かった。荒町地区に生まれ育った自分は稀なことだし、改めて誇りに思うのだった。
長さ4.5m、幅1.5m、片方の重さは約500キロ、今年10月に浅草寺の宝蔵門に新しく掲げられる事になる。

 

 

【浅草寺宝蔵門 大わらじとは】(村山市HPより)
東京都台東区の浅草寺宝蔵門に掲げられている大わらじは、村山市楯岡荒町の町内会がおよそ10年に一度奉納しています。この奉納は昭和16年に始まり、平成30年秋に8代目の大わらじが奉納される予定です。掲げられている大わらじは、片方長さ4.5メートル、幅1.5メートル、重さ500キログラムもの大きさで、これは浅草寺宝蔵門の仁王様の力を表し、「このような大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくと言われています。
https://www.city.murayama.lg.jp/shisei/gaiyo/oowarazi.html
http://www.senso-ji.jp/guide/guide03.html

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