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madame FIGARO JAPON 9月号




「アートを買う、アートを飾る」の特集で、September Poetryオーナーの矢野悦子さんに作品を紹介して頂いております。

11年前、Lamp harajukuのディレクターだった矢野悦子さんは 何も持っていなかった私に声をかけて下さり、そして若者文化を象徴する原宿の真ん中で、個展をを2度も経験させていただきました。Lampは隅々まで矢野さんのディレクションによるもので、多ジャンルの作家さんのその時代の感性を切り取ったクリエーションに囲まれます。 ギャラリーはファッションを扱うフロアの地下にあったのですが、不思議なもので魔法がかけられたように自分の作品が生き生きして見えてくるのでした。それまではいわゆる絵画を扱うギャラリーでしか展示経験がなかったのですが、堅苦しくなりがちなそれとは明らかに違って、Lamp harajukuでは作品たちがその場に安心して「おすまし」したり、「気取ったり」しているようでした。

今年の2月でLamp harajukuが閉店となり寂しいですが、テーマカラーであるピンク色が思い起こされて、 切なさと共に なぜだか真夜中に鼓舞されている私です。 初心が蘇る、頑張ろう。


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